建築用製品

カネライトフォーム

「カネライトフォーム」は、株式会社カネカが製造する押出法ポリスチレンフォームです。優れた断熱性能と低吸水・吸湿性で、マンション、商業施設、教育施設、病院など大小さまざまな建築物の冷暖房負荷を削減、結露を抑制し、省エネと快適性に貢献します。また、フロン・ホルムアルデヒド不使用の環境配慮型建材であり、多様な加工品で、大規模プロジェクトやあらゆるニーズに対応します。

二枚重なったカネライトフォームスーパーE-Ⅲb

・高性能スキンボード カネライトフォーム スーパーE-BK コンクリート押え防水工法用

「熱と湿気」を探究する株式会社カネカが、より快適な生活空間をつくるために自信をもって送り出した素材がカネライトフォームです。
熱資源の有効利用と快適な居住性を実現する断熱材カネライトフォームは数々の優れた特性をもっています。

縦向きで二枚重なったカネライトフォーム スーパーE-BK

製品の特徴

・優れた断熱性能です
独立した小さな気泡の中に気体を閉じ込めることにより、熱伝導の三要素として知られる「伝導・輻射・対流」を抑えています。気体を閉じ込めた独立した気泡が熱をさえぎり、結露を抑制します。

・吸水・吸湿性がほとんどありません
独立した気泡が、断熱の大敵である水を入りにくくし、断熱性能の劣化を防いでいます。また、両面にスキン層を有し吸水しにくい為、防水施工用途に適しています。

・優れた圧縮特性
押出法ポリスチレンフォーム保温板/断熱材3種bの圧縮強さ20N/㎠以上を確保します。

・優れた安全性・環境性
JIS燃焼性規格合格、発泡剤のノンフロン化/PRTR法対象物質ゼロ化を実現します。

カネライトフォーム スーパーE-BKの一般物性

JIS A 9511 記号 XPS3bA 試験法
JIS A 9521 記号 XPS3BAⅡ
項目 单位 スーパーE-BK
密度 ㎏/㎥ 25以上 JIS A 9511
JIS A 9521
熱伝導率 W/(m·K) 0.028以下
圧縮強さ N/㎠ 20以上
曲げ強さ N/㎠ 25以上
吸水量 g/100㎠ 0.01以下
透湿係数 ng/(㎡·s·㎩) 55以下
燃焼性 合格
ホルムアルデヒド放散区分 等級 F☆☆☆☆

※燃焼性の規格は「3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、かつ燃焼限界点線を越えて燃焼しない」ことです。

カネライトフォーム スーパーE-BKの規格

単位 厚さ 長さ
25・30・35・40・50・60・75 910 910

※*は販売地域限定商品につき、詳細は営業所へお問い合わせください。

アスファルト防水 仕様例
屋根保護防水断熱工法(USD工法)

屋根保護防水断熱工法の内部構造について説明している図。上から保護コンクリート、絶縁シート、カネライトフォームスーパーE-BK、アスファルトルーフィングによる防水層、プライマー、RC造 屋上スラブの順に重なっている
施工現場で床に製品を敷き詰めて使用している図
施工現場で床に製品を敷き詰めて使用している図

・表面材の一体化で施工を省力化カネライトパネル断熱、結露防止用複合板

カネライトパネルは、カネライトフォームに表面材(ベニヤ、石こうボード etc)を張り合わせ一体化した断熱、結露防止用複合板です。
各種市販の表面材の厚みに応じて、カネライトフォームの厚みは100㎜まで張り合わせることができます。

カネライトフォームに表面材(ベニヤ、石こうボード etc)を張り合わせ一体化した断熱、結露防止用複合板

製品種類

名称 面材 施工 施工部位 幅×長さ
(㎜)
カネライトフォーム厚さ
(㎜)
面材厚(参考)
(㎜)
カネライトパネルP 石膏
ボード
後貼り 910×1820 25/30/40/50 9.5/12.5
天井(アンカ一併用)
カネライトパネルV 合板 後貼り 2.5
天井(アンカ一併用)
カネライトパネルS フレキ 後貼り 5/6
天井(アンカ一併用)
カネライトパネルK ケイカル 後貼り 5/6
天井(アンカ一併用)
打込 天井(アンカ一併用)
カネライトパネルW 木毛
セメント
打込 天井(アンカ一併用) 15

※上記以外のサイズ、上記以外の面材との貼り合わせについては、営業所へお問い合わせください。また、カネライトパネルの種類、厚さの選択、及び施工方法については、事前に営業所にご相談ください。

※カネライトフォームと表面材の貼り合わせ用接着剤は、F☆☆☆☆品を使用しています。

S-1工法について

カネライトパネルを接着剤で躯体に張付ける工法で、カネライトパネルを使用する工法の内、もっとも多く用いられています。独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)をはじめ、諸官庁やマンション、一般建築の防露壁などに採用されています。
(S-1工法に使用する接着剤は、1液・無溶剤(変成シリコーン樹脂系)仕様です。

1液接着剤の塗布位置と施工手順

カネライトパネルを施工する際の接着剤の塗布位置。横4分割、縦6分割で切れ目があり、全体を4分割した周囲に接着剤が塗布される。
カネライトパネルを壁に貼り付けようとしている現場作業員
  • 01

    不陸の調整
    下地の乾燥・清掃

  • 02

    割りつけ並びに裁断
    背割り加工
    接着剤の塗布
    (カネライトフォーム面のみ)

  • 03

    (オープンタイム無し)

  • 04

    当て木をして
    ハンマーで
    軽く叩き込む

1液接着剤の種類

接着剤の種類 商品名(S1工法専用接着剤) 製造会社
一液・無溶剤型
変成シリコーン樹脂系接着剤
セメダインPM525 セメダイン株式会社
ボンドKMP10 コニシ株式会社
タイルメントMS-850 株式会社タイルメント

※変成シリコーン樹脂系を主成分とし、有機溶剤中毒予防規則に定める有機溶剤を5%以上有しないもので、消防法上における危険物に該当しないものであること。

S1工法ディティール例

S1工法ディティール例。壁に専用接着剤で貼り付けたカネライトパネル。際根太を挟んだ折返し部の床にカネライトフォームを敷き、その上に乾式二重床、フローリングが重なっている。

各種対応について

・打ち込み工法への対応について
カネライトパネルを天井に使用する場合は、必ずプラスチックアンカーを使用してください。

・シックハウス対策への対応について

押出法ポリスチレンフォーム断熱材である当社製品「カネライトフォーム」は

原料中にクロルピリホスを一切使用しておりません。

ホルムアルデヒド発散建築材料ではありません。

(ホルムアルデヒド発散建築材料を定める国土交通省告示第1113号~1115号に押出法ポリスチレンフォーム保温板は該当しません。)

・コストパフォーマンスに優れた断熱材 Kスラブ 床スラブ用型枠兼用断熱材

Kスラブは、カネライトフォームスーパーE-Ⅲを芯材として表面(片面)に補強材を貼り、局部圧縮及び曲げ強度をアップさせた床スラブ打ち込み用型枠パネルを兼用する断熱パネルです。

上下に二枚重なったKスラブ

製品の特徴

・軽くて丈夫

・合板型枠が不要です。

・型枠と断熱材の施工が同時にでき、工期の短縮が図れます。

・Kスラブの重さは、1枚あたり約2~3㎏と軽く、またのこぎり等で簡単に切断できますので、作業性が大幅に向上します。

・独立気泡により断熱性及び防湿性に優れています。

断熱材仕様

項目 規格
製品の厚さ(㎜) 30・35・40・45・50・60
幅(㎜) 910
長さ(㎜) 1820
断熱材JIS規格 JIS A 9521押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA(XPS3bA)

※その他の厚さはご相談ください。

物性値

項目 単位 Kスラブ 試験法
パネル厚さ 30 35 40 45 50 60 -
熱伝道率 W/(m・K) 0.028以下 JIS A 9521
熱抵抗値 (㎡・K)/W 1.07 1.25 1.42 1.60 1.78 2.14 JIS A 9521
曲げ強度 N/㎠ 75 72 69 66 64 56 JIS A 9521
(スパン300㎜)
曲げ弾性率 N/㎠ 2940 2590 2250 2050 1760 1270
コンクリート
付着強度
N/㎠ 20.0 建研式
(7日強度)
断熱材吸水量 g/100㎤ 0.01以下 JIS A 9521
パネル重量 ㎏/枚 約2.0 約2.3 約2.5 約2.8 約3.0 約3.5

※特殊フィルムの水蒸気透過度(40℃×90%RHは、およそ13.8g/(㎡・24h)です。(JIS K 7129による測定)

※熱伝導率と断熱材吸水量の物性値は断熱材単体の製品規格値であり、それ以外の物性値は各試験方法による実験値であり、保証値ではありません。

寸法図

Kスラブの寸法や表面の層を説明した図。幅910mm、長さ1820mm。カネライトフォームスーパーE-Ⅲの下に特殊フィルムが重なっている。

施工断面図

Kスラブの施工断面図。左に布基礎、右にKスラブを横向きに設置し、その下に端太が左端のみ235mm、それ以降は225mm間隔で配置されている。Kスラブの左下には桟木が設置されている。

※Kスラブ30、スラブ厚150の例です

施工要領はカタログにてご確認ください。

・断熱材と防湿シートを一体化ドマライト土間用/防湿フィルム付き断熱材

ドマライトは、カネライトフォームと防湿シート(ポリエチレンフィルム)を工場であらかじめ一体化した製品です。環境問題や工事上の問題を解決するだけでなく、工期の大幅な短縮を実現します。

上下に二枚重なったカネライトフォームスーパーE-Ⅲb

製品の特徴

・軽くて丈夫
カネライトフォームとポリエチレンフィルムを工場で一体加工する事により割れ欠けの発生が少なくなります。

・優れた防湿・断熱効果
カネライトフォームの断熱性、ポリエチレンフィルムの防湿性を有します。目地部分を重ねることによって、さらに防湿・断熱効果が期待できます。

・取り扱いが容易
強度の向上により、あやまって踏み破る、突き破る等心配が少なくなりました。

・工期の短縮が可能
従来は別々にされていた、断熱材と防湿シートの施工が一度にできますので、工期の短縮が図れます。

物性値

項目 単位 ドマライト
スーパーE-Ⅰ
ドマライト
スーパーE-Ⅱ
ドマライト
スーパーE-Ⅲ
試験法
密度 ㎏/㎥ 20以上 25以上 25以上 JIS A 9521
熱伝導率 W/(m・K) 0.036以下 0.034以下 0.028以下 JIS A 9521
圧縮強さ N/㎠ 20以上 20以上 20以上 JIS A 9521
曲げ強さ N/㎠ 20以上 20以上 25以上 JIS A 9521
透湿係数 ng/(㎡・s・㎩) 145以上 145以上 145以上 JIS A 9521
(厚さ:25㎜)
吸水量 g/100㎠ 0.01以下 0.01以下 0.01以下 JIS A 9521
燃焼性 - 合格 合格 合格 JIS A 9521
ホルムアルデヒド放射区分 等級 F☆☆☆☆ JIS A 9521

※燃焼性の規格は「3秒以内に炎が消えて、残じんがなく、かつ燃焼限界指示数を超えて燃焼しない」ことです。

規格

項目品種 ドマライトスーパーE-Ⅰ ドマライトスーパーE-Ⅱ ドマライトスーパーE-Ⅲ
カネライトフォームのグレード スーパーE-Ⅰ スーパーE-Ⅱ スーパーE-Ⅲ
製品の厚さ(㎜) 20・25・30・40・45・50・75・100
幅(㎜) 910
長さ(㎜) 1820
防湿フィルム(㎜) 0.15
防湿フィルムの重ねしろ 長手・短手の各一辺(300㎜)

※規格の詳細につきましては、営業所へお問い合わせください。

寸法図

ドマライトの寸法図と表面加工を説明した図。幅910mm、長さ1820mm、防湿フィルムの厚み0.15mm、防湿フィルムの重ねしろ長手・短手の各一辺300㎜。

施工要領図

ドマライトの内部構造を説明した図。地盤の上に150mmの高さにコンクリート、鉄筋、20~100mmのドマライト、120mm程度の栗石が層になっている。
施工現場で床にドマライトを敷き詰める現場作業員
床に敷き詰められたドマライトの図

・機能性・施工性に優れた成形品 カネパール成形品 ビーズ法ポリスチレンフォーム

当社は、株式会社カネカのビーズ法発泡性ポリスチレン「カネパール」を原料とした成形品を販売しております。
「カネパール」ビーズは型内発泡成形することにより、機能性・施工性に優れた製品形状を持たせることが可能です。
また、「カネパールQD」を原料とした成形品は、独自の輻射伝熱抑制技術により、断熱性能を一般建材用EPSよりも約20%向上させており、住宅の省エネ・プラスチック使用量/排出量削減に貢献致します。

斜めから撮影されたカネパール成形品
カネパールQD成形品外観

・断熱と土木の技術を融合 ロードライト 凍上防止用断熱材

カネライトフォームロードライトは、土木分野向けに開発された高性能ポリスチレンフォームです(北海道限定)。凍上防止対策の「断熱工法」を始め、路床の嵩上げや橋梁の軽量型枠に適した断熱材です。長期にわたる優れた断熱性能、高い圧縮強度、施工時に割り付けしやすい寸法設定が特長です。

凍上防止に床に敷き詰められているロードライト

建築用断熱材(XPS 2種bA)との比較

項目 単位 XPS 2種bA ロードライト ロードライトの特徴
圧縮強さ N/㎠ 18以上 36以上 圧縮強さは、2種bAに比べ約2倍に向上
熱伝導率(23℃) W/(m・K) 0.034以下 0.034以下 2種bA相当
910 1000 土木専用グレードとして尺寸法ではなくmモジュール
⾧さ 1820 2000
厚さ 20~100 50 50㎜・100㎜・150㎜(積層使用可能)

※文献:建築用断熱材(XPS 2種bA)の圧縮強さ・熱伝導率の値は「JIS A 9511:2017 発泡プラスチック保温材」より引用

・音環境の高度化を実現した水に強い浮床工法の新発想 PSブロック 耐水型高発泡浮床材

PSブロックは、高発泡高弾性ポリスチレンフォームと防振ゴムを組み合わせた浮床用緩衝材で、複合ビルなどの高度な遮音・防振性能が要求される床部位に適しています。

斜めから撮影されたPSブロック

製品の特徴

・簡単施工で工期短縮

PSブロックを床に敷きポリエチレンフィルムとガムテープでノロ対策

・軽くて丈夫なので持ち運びが簡単です。

・工事中の降水対策も手間がかからず、工期の短縮が可能です。

・高い防振性能/優れた防音性能

厚さ150mmのRCスラブに挟まれた厚さ50mmのPSブロック。載荷重375kg/㎡、軽量衝撃LL-35、重量衝撃LH-40

・残留ひずみが少ない信頼性

クリープはグラスウール緩衝材3種同等以上

JISA6322との比較 残留ひずみ(N=3平均値)(㎜)
0〜1回 1〜2回
PSブロック 1.0以下 0.3以下
(GW)グラスウール緩衝材3種 1.0以下 0.3以下

※試験体はt=25㎜

・安全性

従来の繊維系緩衝材に比べ、皮膚、目などのかゆみの心配はいりません。

主な用途

集合住宅 共有部分(セットバック廊下、エントランス、バルコニー)の床衝撃音対策
機械室、電気室、ポンプ室の防音対策
機械式駐車場、駐輪設備の防音対策
ピアノ室の防音対策
ホテル
複合ビル
厨房、ユニットバス、ジェットバスの防音・防振対策
映画館、劇場、スタジオ、カラオケルームの防音対策
屋上(屋上緑化、デッキ、運動施設、レストラン)の防音・防振対策
中間階機械室の防音・防振対策
ダンスホール、キッズルームの防音・防振対策
学校 他 設備機械室の防音・防振対策
体育館、プールの防音・防振対策

施工事例

スポーツジムフロアにPSブロックを使用している図

スポーツジムフロア

マンション内の施設にPSブロックを使用している図

マンション内施設

その他製品

・食品流通の省エネルギー対策に繋がる優れた断熱性 カネライトフォームスーパーE-AK 冷凍・冷蔵倉庫用断熱材

カネライトフォームスーパーE-AKは、冷凍・冷蔵庫、恒温恒湿倉庫、農業用倉庫はもとより、冷凍車・冷凍コンテナ・スケートリン ク・人工スキー場など、さまざまな面で、採用されています。
その優れた断熱性能により、省エネルギー対策にも寄与します。

上に三つ重なったカネライトフォームスーパーE-AK

施工事例

室内の壁際に敷き詰められたカネライトフォームスーパーE-AK
壁際から二列敷き詰められたカネライトフォームスーパーE-AK

・カネライトフォームとポリプロピレンシートを一体化 H・P養生パネル 建築現場用養生パネル

H・P養生パネルは、カネライトフォームを基盤材として、表面(片面)にハイプレートH・Pを貼り付けた養生パネルです。
剛性に優れた2種3層構造のポリプロピレンシートにより、建築物を傷や衝撃から保護します。

二枚重なったH・P養生パネル